用語集
量子化学計算に関係する用語を調べた覚え書きとして作成したものです。
BSSE
基底関数重ね合わせ誤差 参照
DFT
密度汎関数法 参照
ECP
有効内殻ポテンシャル 参照
HOMO
最高被占軌道 参照
LCAO近似
分子軌道を構成原子の原子軌道の線形結合によって求める方法。基底関数に重み付けを表す係数を掛けて足し合わせたものが分子軌道となる。n個の原子軌道が組み合わさってn個の分子軌道が作られる。ハートリーフォック法により系のエネルギーが最小となるような係数の妥当な組が求められる。
LUMO
最低空軌道 参照
RHF
偶数個の電子が分子軌道に二個ずつ詰まる場合を開殻系と言い、その場合に適用できる計算法で、αスピンとβスピンの電子が同じエネルギーレベルの分子軌道に入る。
ROHF
系の電子数が奇数個であったり、スピンの異なる電子数に違いがある場合を開殻系と言い、その場合に適用できる計算法。UHFとの違いはUHFはαスピンとβスピンの全電子に別々の分子軌道を定めるが、ROHFでは電子が二個ずつ占有される軌道に対しては同じエネルギーレベルの分子軌道に制限している。
UHF
系の電子数が奇数個であったり、スピンの異なる電子数に違いがある場合を開殻系と言い、その場合に適用できる計算法。αスピンとβスピンの電子はそれぞれ別の分子軌道に入る。